猫の耳掃除!正しいやり方や頻度について

 

猫ちゃんはとっても綺麗好きで、いつも自分の身体を丁寧にグルーミングしているイメージがありますよね?

だから、飼い主さんがお手入れをする必要なんてないのかと思ってしまいますが、実は猫ちゃんには自分でお手入れできない部分もあるんです。

それが耳の中です。

自分でお手入れができないから放っておくと耳の中に耳垢がたまって汚れてしまい、匂いがでて病気になってしまっていた、なんてことにもなりかねません。

本記事では、大切な猫ちゃんのお耳のお手入れについてご紹介します。

猫ちゃんの耳や主な病気について

可愛い猫ちゃんですから、意識なんてしなくても毎日抱っこをしたり遊んだりと充分にスキンシップを取っている事と思います。でも、猫ちゃんの身体の隅々、まして耳の中まで毎日チェックしているという飼い主さんは、少ないのではないでしょうか。

耳の中も含めて、猫ちゃんには触られると嫌な場所がいくつかあります。せっかく楽しく遊んでいるのだから、出来れば猫ちゃんの嫌がることはしたくないですよね。

でも、猫ちゃんの健康を保つためですから、出来れば毎日チェックするほうがいいでしょう。

毎日チェックすることで、猫ちゃんも慣れてくるのでそこまで嫌がらなくなるでしょうし、ちょっとした変化にもすぐに気づいて対処ができれば猫ちゃんにかかる負担も最小限に済みます。

猫ちゃんがリラックスしている時に背中や喉を撫でながら、ついでに耳の中も毎日チェックするように心がけましょう。

正常な猫ちゃんの耳の中

猫ちゃんの耳と言えば誰もが思い浮かぶのが、三角形でピンと立っていながらにして器用に動くもの、ですよね。でも、耳の中まですぐに思い浮かぶ人はいないかもしれません。

猫ちゃんの耳の中は、長い毛におおわれていてちょっと見えにくくなっています。でも、その耳の毛をかき分ければ、薄いピンク色の綺麗な皮膚がみえるのです。

通常、健康な猫ちゃんであれば耳垢は自然に外に排出される作りになっているので、特に耳掃除をする必要はありません。

※垂れ耳がそり耳の猫ちゃんはちょっと作りが違います。

必要以上に耳掃除をすることで、繊細な猫ちゃんの耳を傷つけてしまうこともあるので、注意が必要です。

こんな耳は要注意!

健康なら、通常はキレイに保たれる猫ちゃんの耳。汚れてしまうのはどんな時でしょう?

毎日猫ちゃんの耳をチェックして、こんな症状が出ていないか確認をしましょう。

・耳の中が通常よりもベタベタしており、黒や茶色に汚れている

・猫ちゃんが頻繁に耳を掻いている

・耳の中から嫌な臭いがする


このような症状が起きた時は、以下の病気である可能性もあります。

思い当たることがあれば、すぐに動物病院を受診して治療の必要がないかを確認しましょう。

猫の耳に関する主な病気


【耳ダニ感染症】

猫ちゃんの耳の中で体長0.3mm~0.5mmの『ミミヒゼンダニ』と言われるダニが寄生、繁殖します。耳の中だけに寄生しますし、とても小さいので肉眼で見る事は難しいですが、黒いワックス上の耳垢が出て、耳から異臭がします。

猫ちゃんは非常に痒がり、激しく耳を掻いたり頭を振ったりしますので、耳を傷つけてしまって耳血腫を引き起こす事もありますし、耳ダニ感染症から外耳炎を引き起こす事もあります。

耳ダニは、他の猫との接触でうつるので外に出ている猫ちゃんは注意が必要です。また、多頭飼育をしていて、新しく猫ちゃんを迎えた場合などもすべての猫ちゃんにうつってしまう可能性がありますので、猫ちゃんを迎える際には充分に注意が必要です。

もし、1匹でも発症した場合は、全ての猫ちゃん(他のペットがいればその子も)に動物病院での治療が必要になります。

参考動画: ねこが耳を痒がっていたら、耳ダニの仕業かも・・・?※ダニの映像あり。閲覧注意


【外耳炎】

音の通り道である外耳道と呼ばれる場所に炎症が発生する病気です。

こちらはアレルギーや生まれつき蒸れやすい耳を持っている猫ちゃんに起こりやすい病気ですが、耳ダニからの発症や、高湿度での飼育や過度な耳掃除などの環境起因の事もありますので、一度猫ちゃんの環境について動物病院で相談してみると良いでしょう。

猫ちゃんの外耳道は、まず垂直に下がって途中で水平方向に折れ曲がり、鼓膜へとつながっていくような“L字型”をしています。ここに炎症がおこる事で匂いのある耳垢がたまったり、耳を痒がったりするようになります。

また、見た目にも耳の皮膚が厚くなり、耳道が狭くなることもあるので、痛々しいなと感じる病気です。そのまま進行すると耳の穴が狭くなってしまったり、中耳炎、内耳炎を引きおこしてしまったりする可能性もあります。

中耳炎、内耳炎は平衡感覚を失い真直ぐ歩くことができなくなったり、難聴を引き起こして声をかけても反応しなくなったりますし、外耳炎よりも治療が困難になります。外耳炎のうちに、早めの治療をすることが大事な猫ちゃんを守る事につながります。



【耳血腫】

こちらは、耳の痒みが原因で引き起こされることのある病気です。

耳に痒みや痛みを感じた猫ちゃんが、強く掻いたり頭を振ったりすることで、耳介の軟骨が折れ、隙間に血の混じった液体がたまって血種を作りだし、耳がぶよぶよと腫れてきます。

耳の病気からの発症以外にも、猫同士のケンカなどから発症することもあります。

そのままにしておくと、耳介の軟骨が編成し、耳の形がいびつになってしまうこともあるので症状が見られたら出来るだけ早く、動物病院で治療を受けましょう。

耳血腫自体の治療は、内部にたまった液体を吸いだすことがメインですが、治療の際には、原因となっている痒みや痛みの元もしっかりと治療することが大切です。

参考動画: ねこの耳にデキモノ!


猫ちゃんの耳掃除のやり方と用意するもの

健康であればキレイな耳を保っている猫ちゃんが多いのですが、全ての猫ちゃんがそうだとは限りません。人間でも、同じ場所にいても汗をたくさんかく人もいますし、全く汗をかかない人もいますよね? 猫ちゃんだって耳が汚れやすいかどうかは、個体差の大きいところなのです。

猫ちゃんは、自分で耳の中の掃除は出来ませんので、耳が汚れやすい猫ちゃんであれば、飼い主さんが定期的に耳掃除をしてあげる必要があります。

大切なのは、飼い主さんが猫ちゃんの耳の状態をしっかり把握して、必要と感じた時にすぐに耳掃除をしてあげられるということです。

耳掃除に必要なもの

・コットン

お化粧に使っているコットンで大丈夫です。女性なら誰もがしっているように、ティッシュとは柔らかさ、丈夫さが全然違います。ティッシュでやると刺激が強すぎてしまうので、コットンを使ってあげてください。

・ぬるま湯

油分が苦手であればコットンをぬるま湯で湿らせるだけでも十分です。ただし、固く絞っておかないと猫ちゃんの耳に水分が残ってしまいます。猫ちゃんの耳に入れる前にしっかり絞っておきましょう。

・猫用イヤークリーナー

イヤークリーナーを直接耳に入れてもみほぐし、耳垢を浮かせるやり方もあるのですが、こちらはあくまで上級者向けです。動物病院から指示があった時に、きちんと指導を受けてから挑戦する、ぐらいがいいでしょう。(自信がなければ、毎回動物病院へお願いしましょう!)

ご家庭で使うなら、コットンに猫用イヤークリーナーを2,3滴たらして使う程度で十分です。ぬるま湯同様、水分が耳の中に残らない程度を意識しましょう。

・オリーブオイル、ベビーオイル

猫用イヤークリーナーでなければ、台所にあるオリーブオイルや飼い主さんが使っているベビーオイルを使っても大丈夫。オイルは汚れを綺麗に取るのですが、匂いがあるので猫ちゃんが嫌がった時は止めてあげた方がいいでしょう。

・綿棒

ちょっと硬いし、猫ちゃんが暴れた時に危ないので上級者向けです。

複雑な耳の構造をしている猫ちゃんの耳が汚れている時に便利ですが、強い刺激になりやすいですし、耳の奥を傷つけてしまう可能性もあります。

猫ちゃんが嫌がるようなら、怪我をさせないようにすぐに手を止めましょう。

一口に綿棒といっても、硬めの物も柔らかい物もあるので、購入時にしっかり選ぶといいでしょう。

耳掃除の正しいやり方

猫ちゃんはじっとしててくれるとは限りませんし、耳はとってもデリケートな器官ですから、耳掃除が怖いと感じる飼い主さんも多いでしょう。

でも、猫ちゃんは動物病院で押さえつけられて耳掃除をするよりも、お家で信頼している飼い主さんにやってもらった方がずっとリラックスして耳掃除を受けられます。普段から耳の中をさわられることに慣らしておくと、猫ちゃんにもストレスなく耳掃除をする事が出来ます。

飼い主さんが行う耳掃除は、そんなに難しいことはしなくても大丈夫です。

耳をさわることに違和感を持たない猫ちゃんであれば、手順はたったの3つだけです。

①コットンを指に巻き付けて、ぬるま湯、イヤークリーナー、オリーブオイル、ベビーオイルのいずれかを少量垂らす

②猫ちゃんの耳を軽く引っ張り上げて中を覗く

③見えている部分の汚れをそっとふき取る


これだけです。

あくまで見えている部分の汚れをそっとふき取るのが大切です。

もう少し奥に汚れがありそうだな、と思っても無理に掃除する必要はありません。

猫ちゃんの耳は、元々汚れを外側に押し出す働きがありますから、放っておいても汚れは外にでてきます。無理にふき取ろうとするとかえって奥に押し込んでしまうことがありますので、そっとしておきましょう。

■参考動画: ≪ぺット手帳≫猫ちゃんの耳のお掃除方法


耳掃除の頻度

猫ちゃんのお耳チェックは、スキンシップをしながら毎日でもいいぐらいです。

でも、耳掃除となるとどうしても繊細な耳に負担がかかってしまいますので、月に1,2回を目安にするといいでしょう。つい最近キレイにしたばかりなのにまた汚れている、ということが続くのなら前述した病気の可能性もありますので、一度動物病院に相談しましょう。

特別な耳を持つ猫ちゃん

たれ耳のスコティッシュフォールドに、そり耳のアメリカンカールは、特徴的な耳が魅力です。

でも、可愛らしく魅力的な耳の中はすごく複雑なので、普通の猫ちゃんよりもずっと通気性が悪く、蒸れやすい耳をしています。そのため、健康であっても耳の中が汚れやすく耳の病気にもなりやすいので、出来れば1週間に一度程度は耳掃除をしてあげるといいでしょう。

ただし、頻繁に行うことで耳に負担がかかってしまうので、出来る限り優しく丁寧に行います。また、普通の猫ちゃんよりも耳の中に残った水分が蒸発しにくいので、水分を残さないように注意が必要です。

【危険】猫ちゃんの耳掃除でNGなこと!

では、猫ちゃんの耳掃除での注意点をお伝えしますので、しっかりと守って正しく耳掃除を行いましょう!!

奥までキレイにしないこと

猫ちゃんの耳はとても繊細です。その上猫ちゃんは耳掃除が嫌になったら突然暴れて逃げ出したりもするので、綿棒などで耳の奥を掃除していると急な動きに対応できずに耳の中を傷つけてしまう可能性があります。

たとえ大人しい猫ちゃんであっても、奥をさわる事で耳の中に傷つけてしまって外耳炎の原因になる事もあります。耳の奥を飼い主さんが掃除するのは絶対にやめましょう!

アロマオイルは使用しないこと

耳掃除にベビーオイルやオリーブオイルを使うのだから、アロマオイルもいいのではと思ってしまう気持ちもわからなくはありません。でも、アロマオイルは猫ちゃんには絶対に使ってはいけないものなのです。

アロマオイルは植物の成分をぎゅうっと濃縮して作られており、人間にとって有効な成分でできています。これはあくまで人間にとって、なのです。

人間は雑食ですから、植物由来の成分を凝縮したものを体内に取り込んでも問題なく消化できます。でも、肉食である猫ちゃんは植物由来の成分を消化することができず、どんどん体内にたまっていき中毒症状を起こして最悪死に至ることもあるのです。

アロマオイルは200以上の種類があります。全てのアロマオイルが危険だという研究は無いものの、猫ちゃんに絶対に安全と言われるアロマオイルもまだ発表されていません。

良かれと思ってしたことで大切な猫ちゃんを苦しめる事になるかもしれませんので、耳掃除に限らず猫ちゃんにアロマオイルを使うの絶対にやめましょう。

猫ちゃんが耳掃除を嫌がるのなら

耳をさわられるのをどうしても嫌がる猫ちゃんもいます。そんな時は、無理やり押さえつけてまで耳掃除をする必要はありません。スキンシップを取りながら耳の中を覗いてみて問題がなさそうなら、耳にふれる事に少しずつ慣らしていく程度で十分です。『そのうちやらせてくれるかな?』と思って気長に待ちましょう。

でも、耳を痒がっていたり痛そうにしていたりと、気になる症状があるのなら遠慮していてはいけません。まずは動物病院に連れて行って病気ではないのか確認し、ついでに耳掃除もしてもらいましょう。

プロの耳掃除を見るってとっても勉強になります。『家庭ではどこまでやったらいいか』などの気になる点も聞いて、今後の参考にしちゃいましょう。

まとめ

清潔を保つことは、健康を保つことでもあります。

猫ちゃんは自分で耳の手入れができませんので、清潔であるかのチェックは欠かせません。

耳の中に限らず、普段から猫ちゃんの身体は隅々まで触っていつもと違う所はないか、汚れているところは無いか、こまめにチェックしておきましょう。

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管理者

はじめまして。
猫好きアラサー女子、めぐです♩
生まれた時から猫ちゃんに囲まれて過ごしてきた私は、今までにたくさんの出会いと別れを経験してきました。

大切な命であり、家族である猫ちゃんことをもっと知りたい!そして、自身が学んだことを一人でも多くの方にお伝えしたい!!「ネコの隠れ家」にはそんな想いが詰まっています。

ここを訪れれば猫ちゃんのことが何でもわかる、そんな居場所になれればと思いアクセル全開で取り組んでいますので、どうぞよろしくお願いいたします(^ ^)