【歯磨きは必須】正しい知識で飼い猫の歯を守ろう!


「白くて健康そうだった歯が最近黄色い」
「口臭が気になる」

飼い猫にこんな異常が出てきた方はいませんか?このような症状が出てきたら、猫の歯に異常が起き始めている証拠です。すぐに対処してあげる必要があります。

でも、どうやって?

実は、猫も人間と同じように定期的な歯磨きが必要だってことをご存知でしたか?

今回は大切な猫の歯を守るために、歯磨きが必要な理由や正しい歯磨き方などをしっかりとまとめました。難しいことはありませんので、一緒に確認していきましょう。

猫も歯磨きが必要な3つの理由

先ほどもお伝えしたように、猫にも歯磨きは必要です。

「動物が歯磨き!?」と思う方もいるかと思いますが、それには飼い猫ならではの理由があります。そちらも踏まえて、猫の歯磨きの重要性を詳しくご説明していきましょう。

1. 虫歯ではなく“歯周病“になっている
猫は虫歯にはなりません。その理由は、虫歯菌が繁殖しにくいアルカリ性の口内だからです。また尖った鋭い歯は細菌がたまりにくいという理由もあります。

なら、あの歯の黄ばみと口臭は?と思いますよね?

実は、口内の異常の正体は『歯周病』なんです。なんと3歳以上の猫のうち8割もこの歯周病にかかっているというデータがあります。

2. 飼い猫はとくに歯周病になりやすい
“野良猫”は自分で捕獲した動物の肉を噛み切ったり皮を噛むことで、歯が自然に磨かれていると言われています。

しかし“飼い猫”の場合は違いますよね?噛み切る必要のないドライフードや、柔らかく歯にくっつきやすいウェットフードを食べているはずです。その食生活が現代病と言われる猫の“歯周病”を増加させてしまっているのです。

歯の汚れを放っておくことで、“歯垢”に潜む細菌が歯周組織に炎症を起こし始めます。さらに放っておくと、“歯垢”が簡単に除去できない“歯石(硬い塊になる)”へと変化し、ますます口内環境を悪化させます。

人間ではこの流れが3週間ほどで起きると言われていますが、猫の場合はその1/3の1週間と早く、定期的な歯磨きが非常に重要となっています。

3. 歯が不健康だと他の病気にもなりやすい 
重度の歯周病になると、歯石などの影響による痛みで食事をすることができなくなります。また恐ろしいことに、歯周病菌が増殖することで骨が溶け始め、それによって起こる「外歯瘻(がいしろう) / 目の下などの皮膚に穴が開く」や「内歯瘻(ないしろう)/ 歯茎に穴が開く」、また鼻と口の間が貫通してしまうなどの様々な病気へと繋がってしまいます。

それだけではありません。溜まった歯周病の最近は血液に混ざってしまい、心臓や腎臓、肝臓などの病気を引き起こしてしまう可能性も出てきます。

猫に歯磨きをすることは、命を守ることにも繋がっているのです。

こんな症状が出たら歯周病かも!?

猫の歯周病って怖いですよね?でも早い段階で気づいてあげれば大丈夫です!

ここで猫の歯周病の見分け方をご伝授しますので、早速飼い猫の歯をチェックしてみてください。

猫の歯周病チェックポイント

・食欲や元気がなくなっている(歯の痛みから)
・歯が黄色や茶色に変色している
・歯茎が綺麗なピンク色をしていない
・歯茎が腫れている
・よだれや口臭がひどい
・歯石らしいものが付いている
・口の周りに触れると嫌がる
・顎をガチガチと鳴らす

こちら以外にも、慢性的な結膜炎などの目の異常がある場合は、歯周病の可能性が高いので病院で診察を受けることをオススメします。上あごの犬歯と目が近いため、細菌が目にまで及んでいることがあるからです。

歯周病の疑いがある場合は病院へ

チェックポイントに当てはまることがあれば、歯周病の可能性があります。歯磨きができないくら痛みを抱えているかもしれないので、すぐに病院で診察を受けるようにしましょう。

「歯が変色したくらいだから歯磨きをすれば大丈夫!」と思うかもしれませんが、症状が思った以上に悪化している場合もあるので、一度専門医に相談することをオススメします。放っておくと、先ほど説明したような病気へと発展してしまいますからね。

嫌がる歯磨きをさせるには?

歯周病の恐ろしさを知ったところで、本題である猫の歯磨きについて詳しくご説明していきましょう。

歯磨きで1番お困りな点、それはおそらく“猫が嫌がる”ということではないでしょうか?猫は警戒心が強く、得体の知れないものを口に近づけることに嫌悪感を感じるはずです。「激しい抵抗で噛まれた!」なんてこともちらほら聞きます。

そんな嫌がる歯磨きをさせるには、いくつかポイントがあります。ここではその方法をご伝授していきましょう!

少しずつ慣れさせる

まずは、「歯ブラシは敵ではない」「怖いものではない」ということを教える必要があります。そのためには、少しずつ猫と歯ブラシの距離を縮めていくことが大事。

いきなり口に持っていくのではなく、最初はブラッシングのようにブラシで毛を撫ででみたりしましょう。そこで慣れてきたら口周りに触れてみて下さい。

嫌がったらすぐにやめる

もしブラシを近づけることで猫が嫌がったらすぐにやめましょう。時間をおいて、猫が落ち着いたら再度チャレンジしてみて下さい。

猫の性格によって、口の中にブラシを入れるまでに何週間もかかる場合があります。ちょっと大変ですが、猫の健康を守るためにも根気強く続けていきましょう!

子猫の頃から歯磨きを始める

子猫を飼っている方は、永久歯が生え揃うまでに(生後6ヶ月)ブラシと触れ合う時間を持つといいでしょう。大人猫よりも警戒心が低く、早く慣れてくれますよ。

歯磨きの正しい仕方

歯ブラシに慣れたら、ついに歯磨きです!

いくら口に歯ブラシを入れても嫌がらなくなったとはいえ、“磨く”となるとまた猫が怒ってしまう可能性があります。ですので、これからご紹介する方法で進めてみて下さい。

指や歯磨きシートを使う

最初は、飼い主さまの指に歯磨き粉をつけて磨いてみましょう。磨くというよりは、1本1本の歯を優しく擦るというイメージです。猫の様子を見ながら、あまり負担のかからないような口の開け方・触れ方で進めていきましょう。

もし指に慣れたら歯磨きシートを使って擦ってみて下さいね。

<歯磨き便利グッズ>
□ペットキッス 歯磨きシート
指に巻いて使うタイプの歯磨きシートです。汚れをしっかりと絡めとります!

□スーパーキャット らくらく歯磨きシート
緑茶の香りで口臭もスッキリ!シートにある特殊な溝が、歯の汚れをしっかり取ってくれます。

綿棒を使う

指磨きに慣れたら次は綿棒を使ってみましょう。指磨きでは落とし切れない部分を綺麗にすることができます。

コツは飼い猫の好きな匂い(ペットフードなど)を綿棒につけること。食べ物かと思って口に入れてくれる場合があります。綿棒に慣れたら歯磨き粉をつけてチャレンジしてみて下さい。

磨き方は、指磨きと同じように1本1本を優しく擦るようにです。歯茎に綿棒が触れて傷つかないようにも注意してあげて下さいね。

歯ブラシを使う

綿棒に慣れたらついに歯ブラシの出番です!歯の汚れを取るには、やはり歯ブラシが1番効果的。根気は入りますが、ここまでたどり着くよう頑張りましょうね!

ここでのコツは綿棒と同じで、好きな匂いを歯ブラシにつけておくことです。口に入れることに慣れたら、歯ブラシを水で濡らし磨いてみましょう。乾いたままだと歯茎などを傷つけてしまうので注意して下さいね。

歯ブラシを横に倒し、水平よりも少し斜めの角度で、歯と歯茎の間に軽くあて優しく磨いていきましょう。縦ではなく横に動かして下さいね。猫の奥歯は複雑な形をしているので、汚れがたまりやすくなっています。他の部分よりも丁寧に磨いてあげて下さい。

歯磨きの頻度は?

理想は1日に1回磨いてあげることです。もし難しい方は、週に2〜3回でも構いません。

先ほどお話したように、猫の場合1週間で歯石ができてしまいます。ですので、6日以上歯磨きをしない、ということだけは絶対に避けましょう。

どうしても歯ブラシを嫌がったら?

 
猫も人間と同じように、怖がりな子や神経質な子がいます。もしどうしても歯磨きを嫌がったら、これからご紹介する方法を試してみて下さい。

歯磨き用のおやつを利用する

現在では、おやつを噛むだけで歯の汚れをとってくれる『歯磨きおやつ』というものが販売されています。硬いので高齢猫や子猫には向きませんが、健康的な大人猫には効果が非常にあります。

こちらなら、自分で食べながら磨いてくれますよ!

<オススメの歯磨きおやつ>

□猫用ビルバックチュウ
『ビルバックチュウ』は噛まずに舐めても効果がある歯磨きおやつです。フリーズドライされた魚肉が入っているので、お魚好きの猫にはオススメです。動物薬メーカーが販売しているものなので信頼度も高い商品です。

□ペットキッス オーラルケア
『オーラルケア』はジャーキータイプの歯磨きおやつです。よく噛むことで歯の汚れを綺麗にしてくれます。味もサーモンやささみ、煮干しと種類が豊富です。

□猫用グリニーズ・ロースト
『グリニーズ』は総合栄養食なので、ご飯に混ぜて与えることができます。主原料はすべて自然素材。大きめの粒なので丸呑みすることがなく、しっかりと噛ませて歯の汚れを落としてくれます。肥満気味でおやつを制限されている猫にもぴったりです。

プロにお願いする

なんらかの理由でおやつに制限がある猫は、動物病院に一度相談してみましょう。場所によっては歯磨きを代わりにしてくれるところもありますよ!

歯磨きの注意点

 
では次は、猫に歯磨きをするときに絶対にやっていけない2つのポイントをお教えします。継続的に歯磨きをしてもらうためにも、しっかりと押さえておきましょう!

ヒゲは引っ張らない
猫のひげはとても敏感です。引っ張ることで驚かせてしまったり、せっかく慣れた歯ブラシも嫌いになってしまうので気をつけましょう。

暴れ出したら、猫が落ち着くまで待ってあげて下さいね。

人間用の歯磨き粉は使わない
人間用の歯磨き粉は絶対に使わないようにして下さい!猫用と違って、人間用は重曹やナトリウムが多く含まれていて猫にとっては刺激が強すぎます。

飲み込むと胃を痛めてしまうので気をつけましょう。ちなみに猫用の歯磨き粉は、泡立たず口をゆすぐ必要はありません。

オススメの猫用歯ブラシ&歯磨き粉


<猫用歯ブラシ>

□トーラス トレーニング歯ブラシ
歯磨きに慣れてきた猫にオススメの歯ブラシです。ブラシ部分が小さく、素材も柔らかいものを使っています。

□ビバテック シグワン 
0.05mmの超極細のブラシが、歯と歯茎の間に挟まった汚れを綺麗にかき出してくれます。360度ブラシになっているので、猫が噛んだりしても歯磨きとなる優れものです。

□マインドアップ 猫口ケアティース
口の小さい猫にはぴったりの極小ブラシです。1つにまとまっている毛束は、ピンポイントで歯の汚れている部分を綺麗にすることができます。

<猫用歯磨き粉>

□ビルバック C.E.T酵素入り歯磨きペースト

ビルバックの歯磨き粉はシーフードやチキンなど味の種類が豊富で、飽きさせず継続的に歯磨きをすることができます。

□オーラティーン デンタルジェル
抗生物質や殺菌剤などの刺激の強い成分が入っていない歯磨き粉です。安心して使うことができますよ。


□ペットキッス 歯磨きジェル

食べられる成分で作られているジェルタイプの歯磨き粉です。歯の汚れだけではなく、気になる口臭も爽やかに変えてくれますよ。

子猫や高齢猫も同じやり方で大丈夫?

子猫の場合は口が小さく、歯ブラシで無邪気に遊んでいるうちに誤って喉を突いてしまう危険性があります。ですので、歯磨きシートやガーゼを使って磨いてあげるといいでしょう。

高齢の猫の場合は基本的に若い猫と同じです。ですが、“歯垢”や“歯石”は年齢を増すごとにたまりやすくなっているので、できるだけ毎日磨いてあげて下さい。

歯磨きは飼い主との関係が影響してくる

「歯磨きは飼い主さんと猫との信頼関係も関わってくる」
ある獣医師さんが言っていた言葉です。

「いつも優しい飼い主さんなんだから、きっと危ないものではないはず!」と猫が飼い主さんに信頼をおいていれば、最初は嫌がっても少しずつ歯ブラシとの距離を縮めてくれるはずです。

猫の様子を見ながら、無理せず徐々に慣らしていくことが大事です。根気は入りますが、その時間がまた信頼関係を築き、猫の健康を守っていくことに繋がっていきますよ。

飼い猫の健康を保つためにも歯磨きはしよう!

人間である私たちは自分で歯磨きをすることができますが、猫の場合は飼い主さんがケアしなければ病気になってしまいます。猫にとって歯磨きは人間と同じように必須であり、健康的な毎日を送るためにはとても重要なことです。

暴れたりと一筋縄でいかない猫もいるかと思いますが、そこは根気よく諦めずに続けましょう。大切な命です。飼い主である皆さんがしっかり守ってあげて下さいね。

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はじめまして。
猫好きアラサー女子、めぐです♩
生まれた時から猫ちゃんに囲まれて過ごしてきた私は、今までにたくさんの出会いと別れを経験してきました。

大切な命であり、家族である猫ちゃんことをもっと知りたい!そして、自身が学んだことを一人でも多くの方にお伝えしたい!!「ネコの隠れ家」にはそんな想いが詰まっています。

ここを訪れれば猫ちゃんのことが何でもわかる、そんな居場所になれればと思いアクセル全開で取り組んでいますので、どうぞよろしくお願いいたします(^ ^)