猫があまり水を飲んでくれない原因と対処法

「なんでうちの猫はあまり水を飲んでくれないんだろう?」そうお悩みの方は多いもの。

何が問題かわからない..病気なんじゃないか?!と、心配になりますよね。

本記事では、猫が水を飲んでくれない原因と対処法についてご紹介いたします。

猫初心者の方でも安心していただけるようになるべくわかりやすい記述を心がけましたので、愛猫とのステキな毎日にぜひお役立てください♩

猫が水を飲まない7つの原因

新しく家族になった猫ちゃん。元気に遊んでいるようだけど、ちっとも水を飲んでいる気配がない。これって大丈夫なのかしら?

猫も生き物なので、水の摂取量が少なくなると脱水症状やいろいろな病気になってしまう危険性があります。

実は、水分不足で病気になってしまう猫はとっても多いのです。なかなか飲んでくれないのはなぜか、その原因をご紹介します。

① 水をたくさん飲む習慣がない

猫が人間に飼われ始めたのは今から5,000年ほど前のこと。ペットというよりも、食物をネズミの被害から守るために飼われるようになったのだとか。

もともとは、中東の砂漠などに生息していた「リビアヤマネコ」が祖先である猫は、水の少ない環境に適応するため水分をあまり摂らなくてもいい体をしています。たくさん飲む習慣がないため、水を上手に体に取り入れることが苦手なのです。


② 水が古い、冷たい
猫は、水分をあまり摂取しなくても大丈夫な体というよりも、むしろ水分補給が「ヘタ」といってもいいかもしれません。

目の前に水の入った器があってもなかなか飲もうとしないのは、水が古くなっているか冷たいのかも。猫はニオイに敏感な動物なので、少しでも水が古くなると飲まなくなってしまいます。

水道の蛇口から直接ペロペロと水を飲む猫がいますが、これもフレッシュな水が大好きな証拠です。そのため、こまめに水を取り替えてあげる必要があります。

冬場などは水が冷たくなると飲まなくなってしまう猫もいます。その場合は、人肌程度のぬるま湯にしてあげると喜んで飲むという猫も多いようですよ。

③ 水の容器が気に入らない
水を飲まないのは、容器が気に入らないことも考えられます。猫の好みは非常にバラエティに富んでいて、器の高さが高い・低いというたったそれだけで「プイ!」とされてしまうことも。

また、容器の材質によっても飲まなくなります。とくにプラスティックは洗剤の臭いが残ったり、独特の臭いを発していたりすることもあるのです。

水飲み用の容器の素材は「プラスティック」「セラミック」「アルミ」など、いろいろありますから、その猫に合った容器を探してあげるといいでしょう。


④ 水を飲める場所が少ない
猫はナイーブな動物です。野生の習性として安全なところでなければゆっくりと水を飲むことができません。水飲み場が人の行き来が多くてザワザワしていたり、トイレの近くではありませんか?

また、多頭飼いの場合、他の猫も水を飲んでいるとその場を嫌がる習性もあります。基本的に単独行動を好むので、他の猫が飲んだ水は縄張りを主張されているようで緊張してしまうのです。

これらのことから、決められた水飲み場で飲まない場合は何か所かに水を飲める場所を作ってあげるといいでしょう。お気に入りの水飲み場がわかったところで、毎日そこで水を飲ませてあげましょう。

⑤ 体調不良・食欲不振
人間と同じように、猫も体調がよくないと食欲もなくなり水も飲まなくなってしまいます。ぐったりしていないか、下痢はしていないか、吐いていないかなど猫の様子をよく観察して、もし異常があればすぐに獣医さんに診てもらいましょう。

水分を多く含むウエットタイプのフード、スープやおやつなどを積極的に与えて水分不足を補うのも効果的ですよ。



⑥ ストレス
猫はかなりデリケートなので、環境の変化などがストレスとなって食事や水を摂らなくなってしまうことがあります。

引っ越しで環境が変わったり2匹目の猫を迎え入れたりした場合など、ストレスがマックスになってしまうこともあるため、慣れるのをやさしく見守りながら愛情をたっぷり注いであげましょう。

⑦ 老齢化

人間もそうですが、年を取ると「感覚が鈍くなる」もの。喉が渇いたという感覚も若いときに比べて、あまり感じなくなっているのかもしれません。

また、体を動かすのが億劫で水飲み場まで行くのがつらいこともあります。できるだけ寝ているところの近くに水の器を持って行ってあげましょう。

ドライフードをお湯でふやかしたものなどを与えることで、水分補給と同時に消化もよくなりますよ。


猫が1日に必要とする水分摂取量

栄養と同じように、水分も上手に摂らなければさまざまなトラブルを引き起こす原因に。個体差はあるものの1日に150ml~200ml摂取するのが理想だとされています。

実際にどれくらいの水の量を飲んでいるのかよくわからない時は、与えているキャットフードからどのくらいの水分を摂っているのかがわかります。

ドライフードの水分含有量は10%前後。そのためドライフードを毎日100g食べる猫の水分摂取量は、わずか10mlということになるので、残りの140ml~190mlは水を飲まなくてはなりません。

一方で、缶詰などウェットフードの水分含有量は75%前後。150g食べたとすると、150×0.75=112.5mlで、残り30ml~80ml程度の水分補給ができればいいことになります。

このように、キャットフードがドライかウェットかによっても、実際の水を飲む量は変わってきます。

水分不足が招く恐ろしい病気

猫は砂漠での生活に適応した体になっているため、イエネコになった今でもあまり水を飲むことが上手ではありません。しかし、水分不足は泌尿器官系の病気を引き起こしやすいとされています。

【尿結石】

尿結石とは膀胱の内部や尿道に結石ができてしまうことです。膀胱や尿道を傷つけてしまい、おしっこをするたびに激痛や血尿が出たりすることもあります。

尿の濃度が濃くなってしまうことが原因で、尿の中のマグネシウム・リン・カルシウムなどのミネラル成分が増え、尿のpHバランスが崩れたりすることでも結石ができやすくなります。

<尿結石の主な症状>
・色が濃くて臭いがキツイおしっこや血尿
・トイレの猫砂を観察すると、キラキラした結晶のようなものが見える
・おしっこをする時にうなったり鳴いたりする
・トイレに長い間うずくまっている
・お腹を触られると痛がる
・トイレ以外の場所でおしっこをしてしまう
・トイレに何度も行くが、1回に出る量が少ない


このような症状や行動を頻繁に見るようなら、尿結石だけでなく他の泌尿器官の病気の疑いがあるので獣医さんに診てもらいましょう。

【腎不全】
腎不全は猫が水を飲まないことが原因で起きる最も多い病気です。

腎臓は、血液を浄化して体の老廃物や毒素を尿として体外に排出する生命にとって非常に重要な器官ですが、体内の水分が極端に少なくなってしまうことで腎臓で浄化しなくてはならない血液が少なくなってしまいます。

そして、尿の量も減ってしまうために腎臓に大きな負担がかかってしまい、組織が少しずつ破壊されてしまって腎臓の機能が低下してしまいます。

壊れてしまった腎臓の組織は元に戻すことができません。普段から水分補給に気を付けて尿を薄めておく必要があるのです。



【膀胱炎】
膀胱炎は、外部から膀胱内に侵入したブドウ球菌や大腸菌が異常繁殖して膀胱に炎症を引き起こす病気です。

おしっこに含まれるアンモニアは雑菌を洗い流して消毒する働きがあるので、頻繁に水分補給をしておしっこをするようにすれば、膀胱内の雑菌も増えることはありません。

しかし、猫のようにあまり水分を摂らず、体内に尿をため込んでしまう習性のある動物は膀胱内で雑菌が繁殖しやすくなります。

頻繁にトイレに行くのになかなかおしっこが出なかったり、トイレでいきんだりする際に鳴き声を上げたり、尿の臭いがいつも以上に強いと感じたりします。


【尿道閉塞】
尿道閉塞とは、尿の通り道である尿管が結石や炎症でふさがってしまうことです。基本的にはどんなネコでも起こる病気ですが、とくに尿管の細いオス猫に起こることが多いです。

不快感によって生殖器の周りを頻繁に舐めるようになったり、トイレに行ってもなかなか尿が出ず長い間座っていたり、我慢できずにトイレ以外の場所でするようになります。

完全に尿が出なくなってしまうと尿毒症となり大変危険です。48時間以内に病院で手当てをしてもらわないと緊急事態になりかねません。

猫に上手に水分を取らせてあげる5つのポイント

普通に水を与えていてもちっとも飲んでいる気配がない。そんな時には、いくつか工夫すると飲んでくれるようになることも。

猫の嗜好によって様々ですが、これも愛する家族とのコミュニケーションだと思って諦めずいろいろと試してみましょう!

食事の工夫

ドライフードは水分がほとんどないので、水分補給の観点から言えばウェットフードがおすすめです。しかし、ウェットフードばかり与えていては栄養的にも偏ってしまいます。

老猫や子猫には、ドライフードをお湯でふやかしたものを与えると食べやすく、消化吸収もよくなって良い水分補給に。また、ドライフードにウェットフードを混ぜてあげるのも、匂いに引き付けられるので1つの方法といえます。

そして、食事回数を増やすことでも水分補給はできます。最近では食事以外にも水分を多く含んだジェル状のおやつがあるので、食事の合間に与えるのもいいでしょう。

水を温める

もともと砂漠にすんでいた猫です。とくに、冬場は冷たい水を嫌がる猫が多くなります。

冬は夏と違って水分補給はあまり必要でないように考えがちですが、湿度が低く乾燥しがちで、暖房などを使っていることで体の水分は奪われてしまうので、やはり水分補給は重要になります。

冷たい水ではなく、猫の体温に近いお湯を与えると意外とすんなりと飲んでくれることがありますよ。

こまめに新鮮な水に変える

猫はとてもニオイにとても敏感です。少しでも古くなって、ニオイが発生した水はこまめに新鮮な水に変えるようにしましょう。

他にも、冷たい・ぬるい・カルキの臭いがするなどいろいろな原因で飲まないこともあるので、いろいろな水を試してみましょう。

水の容器を変える

器の種類にはいろいろあります。とくに猫は強いこだわりや好みがあり、器が気に入らないと水を飲まないケースがあります。

こればかりは猫に聞いてみなければわかりませんが、そういうわけにもいかないのでいろいろと試してみなければなりません。

一般的にプラスティックの容器は、洗剤などの臭いを吸収しやすいため敏感な猫に敬遠される傾向があります。

容器の形態もあまり深いと飲みにくかったり、飲み口が小さいとヒゲが当たって嫌がったりするので、飲み口が広くて浅いタイプの水飲み容器をおすすめします。

また、日中猫だけでお留守番している場合には、電気で水流を起こして常にフィルターを通して新鮮水を循環させる家電もあるので試してみてはいかがでしょう。

マタタビ水をあげてみる


これも猫の嗜好に関係しているので気に入る猫とそうでない猫がいます。もし、普段からマタタビに興味のある猫なら、マタタビ水を作ってあげてはいかがでしょう。

粉末状、あるいは液体のマタタビをほんの少し水に溶かしてあげるだけで、夏バテ気味のときにも効果がありますよ♩


猫に与えてはいけない飲み物

ひと口に水といっても様々で、人と暮らしていれば間違って飲んでしまうものもあります。猫のためにどのような水、飲み物がNGなのかしっかりと覚えておきましょう。

「ちょっとくらいいいか」という気持ちが、思わぬ猫の不調につながる危険性があるのです。

・硬水
ミネラルウォーターの方が健康にはいいのではと考える人もいるかもしれませんが、猫の場合、同じミネラルウォーターでも硬水ではなく「軟水」を与えましょう。

硬水にはたくさんのミネラルが含まれており、人間の体にはよくても猫にとっては尿結石を作る原因となってしまいます。ヨーロッパの水道水はほとんど硬水ですが、日本の水道水は軟水なので安心して与えられますよ♩

・人間の飲み物
人と一緒に住んでいると、どうしても人の食べる物や飲む物に興味を示してしまう猫。「ちょっとだけ」と与えたくなりますが、体の小さな猫には大きな負担になってしまうことも!

例えば健康に良さそうな牛乳には、猫が消化できない乳糖が含まれているため下痢を起こしてしまいます。甘いジュースや清涼飲料水に含まれる甘味料、添加物なども猫の健康にはよくありません。

コーヒーや紅茶、緑茶に含まれるカフェインも危険です!興奮状態となり痙攣や過呼吸を引き起こすことで死に至る可能性もあるので十分注意しましょう。

・みそ汁

昔は「猫まんま」といって、煮干しや鰹節の出汁が効いたみそ汁をご飯にかけて猫に与えたものでした。その習慣があるためか、みそ汁の上澄みを猫に与える飼い主さんもいるようです。

しかし、いくら上澄みだといっても人が美味しいと思える程度の塩分は猫にとっては摂り過ぎに。キャットフードにも適度な塩分が含まれているので、肝臓や腎臓に大きな負担となってしまう猫まんまはNGです。

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水分摂取が苦手な猫ちゃんに!人気の給水グッズ3選

猫にとって水分補給はとても重要です。専用の給水グッズを活用している飼い主さんはたくさんいらっしゃいます。

とくに、日中留守をしていて新鮮な水を与えることができないといった場合、とても重宝する給水グッズもあるのでぜひ利用してみてくださいね!

★ オーカッツ ヘルスウォーターシリーズ ボウル

天然希土(きど)類元素という成分を含んだ鉱物と、バイオセラミックスを混ぜて作った人工機能石の水飲み容器です。

発生する特殊な波動が水の分子を活性化させて、猫をはじめとするペットの好みの風味に変化するということが実験結果でもわかってきました。

もちろん好みはありますが、「これに変えてからよく水を飲むようになった!」という口コミが多く、実際に猫用の水飲み容器としての需要が多くなっているそうです。

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オーカッツ ヘルスウォーターシリーズ ボウル♩

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★ ドリンクウェル ペットファウンテン スタンダード

まるで、湧き水のようにして水が流れ落ちるような仕組みになっています。水に動きがあるので、猫は野生の本能を刺激されてよく飲むようになるそうです。

また、フィルターと水の循環によって細菌の繁殖も抑制。ただ容器に水を入れておくよりも、ずっと清潔で新鮮な水を与えることができます。

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ドリンクウェル ペットファウンテン スタンダード

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★ GEX ピュアクリスタル クリアフロー

ボウルにたまった水をポンプで循環させて、活性炭フィルターでろ過する仕組みの給水機です。活性炭フィルターが、水道水のカルキ臭や塩素を取り除くので、水道水が苦手という猫にはおすすめです。

猫がいたずらしても感電しないように定電圧設計。さらに、1ヶ月使い続けても電気代は50円以下というお財布にも優しい給水機です。

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GEX ピュアクリスタル クリアフロー

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どうしても水を飲んでくれない時の対処法

以上のようなさまざまな工夫をしたのにもかかわらず全く水を飲んでくれない。そんな時にはどうしたらいいのでしょう?

方法の1つとして、スポイトや針のついていない注射器などで強制的に水を飲ませるとがあります。ストローやお弁当用の醤油差しなどでも代用することができますよ。

水を強制的に飲ませるときには無理に飲ませると気管に入ってしまうので、猫のペースに合わせてゆっくりと飲ませること。そして歯茎などを傷つけないようにすることなどを注意しましょう。

おわりに

猫を飼って

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はじめまして。
猫好きアラサー女子、めぐです♩
生まれた時から猫ちゃんに囲まれて過ごしてきた私は、今までにたくさんの出会いと別れを経験してきました。

大切な命であり、家族である猫ちゃんことをもっと知りたい!そして、自身が学んだことを一人でも多くの方にお伝えしたい!!「ネコの隠れ家」にはそんな想いが詰まっています。

ここを訪れれば猫ちゃんのことが何でもわかる、そんな居場所になれればと思いアクセル全開で取り組んでいますので、どうぞよろしくお願いいたします(^ ^)