猫に療法食を食べてもらうには?押さえるべきポイントと注意点

「どうして食べてくれないの?」

体調が悪い愛猫に、早く元気になって欲しいと“療法食”を与えているけど餌は減らないまま。そんなお悩みを抱えている方はいませんか?

実は筆者である私も同じのような経験があり、食べてもらうためにいろいろと工夫したり、インターネットで有効な情報がないか調べていました。でも商品紹介や通販ページが多く、なかなか「これ!」という情報集めに苦労したものです。

今回はこの1記事に、愛猫に療法食を食べてもらうためのポイントと注意点をしっかりとまとめました。こちらを読んでいただければ、お持ちのお悩みを解決出来ますよ!

猫の療法食とはどんなもの?

まずは、『療法食』とはどんなものか確認しましょう。療法食は通常のペットフードとは役割が違います。間違った与え方は、猫の体調を悪化させてしまう恐れもあります。

大切な愛猫のためにも、ここできちんとした知識をつけておきましょうね。

猫の療法食とは治療に用いる食事のこと
療法食とは、特定の病気に対応するために、栄養バランスを調整した食事のことを言います。

私たち人間も、体調が悪くなると食事制限や足りない栄養分を補ったりしますよね?そういった対策は猫も同じで、食事管理は治療の一環として取り入れられているんです。

猫の療法食は病状によって変えていく
療法食は特定の病気に対応するために作られてはいますが、猫の症状を見ながら内容を変えていくことは必要です。これも人間と同じですね。

水分量や栄養分が平均的に含まれている“総合栄養食(ペットフード)”とは違うので、体調が改善しているのにも関わらず同じものを与えていると、痩せてしまったり、症状が戻ってしまう場合があるので注意が必要です。

猫が療法食を食べない理由はなに?

さて、基本情報を確認したところで本題といきましょう。

猫が餌を食べない理由としては、「器が汚い」「器が深すぎる」「同じ味に飽きた」などがありますが、『療法食』に絞ると以下の2つの理由が考えられます。

味や食感が好みではない
実は、猫は結構グルメ。人間と同じで好みがあり、味や食感が気にいらなければ口にしないところがあります。思い当たる節はありませんか?ウェットタイプは食べるのにカリカリは食べないなんてこと。

猫は、味覚の中で強く感じる“苦味”や“酸味”、“塩分加減で好きか嫌いか判断しています。また、猫は“舌”よりも“鼻”で美味しさを感じます。ですので、香りが合わないと食べてくれない場合もあります。

いつもと違う器
猫は非常に繊細な生き物で、ちょっとした変化も敏感に察知します。

味の違う食事をあげるからと、特別に器を変えたりすると、猫が警戒して食べてくれないことがあります。猫にとっては、いつも使っているなじみのある器の方が良いこともあります。

療法食は徐々に切り替えていくのがポイント!

猫は先ほども言ったように繊細な生き物です。いきなりいつもの食事から全く違ったものを与えられたら、何事かと警戒し食べてくれない可能性が非常に高いです。まずは7 〜10日間ほどかけて、ゆっくりと療法食に慣らしてあげましょう。

切り替え方には以下の2通りがあります。

① “いつもの食事”に少しずつ“療法食”を混ぜていく

② “いつもの食事”の横にさりげなく“療法食”を置き、そちらを食べだしたら少しずつ“いつもの食事”を減らしていく

療法食に対する警戒心がなくなってしまえば、通常通り食べてくれるはずですよ!

猫が療法食を食べてくれない時の5つの工夫

もし、徐々に切り替えても食べてくれない場合は、これからご紹介する「5つの工夫」を試してみましょう。

猫は繊細さ故に、好き嫌いの態度がはっきりしているもの。ですが、飼っている猫の性格や好みを押さえた工夫をすればきっと食べてくれるはずです!

【工夫① いつもの器を使う】
もし器を変えて与えている場合は、いつもの器に戻してあげましょう。

先ほど少し触れましたが、猫は非常に繊細で、ちょっとした変化も敏感に察知します。ですので、器が変わったことで警戒心が出て「危険かも!」と判断させてしまうかもしれません。慣れ親しんだものであれば信用があり、中身が変わったとしても食べてくれるかもしれませんよ。

【工夫② 温度や湿度を変えてみる】
猫は“味”ではなく“香り”で美味しいかどうか判断しています。ですので、冷たいまま療法食を与えていた方は少し温めてあげるといいかもしれません。 30〜34度が猫の好む温度だそうです。香りが強く出て、最初の一口を食べてくれる可能性がぐっと高まりますよ。

もしカリカリのような硬い療法食を与えている場合は、水に浸して柔らかくしてあげるのも1つの手です。高齢や歯の調子が悪い猫にとって、硬い食べ物は食べづらく嫌がるものです。これは人間も同じですね。

【工夫③ 味や質感を変えてみる】
猫にも味や香りの好みがあり、好き嫌いで食べない場合もあります。その場合は、違う種類の療法食を試してみましょう。

現在では、多くのメーカーによって改良された様々な味や質感の療法食が販売されています。もし新しい味である“療法食”を食べてくれないのなら、“馴染みのあるいつもの味”に近いものを選んであげるといいですね。

【工夫④ リラックスできる食事環境を作る】
「食べてくれるかな?」と心配で、食事中、猫の側にいてしまう方もいるのではないかと思います。その気持ちはすごく分かりますよ。

でも猫にとっては、その行為がストレスに感じてしまう場合もあります。想像してみて下さい。もし自分が食事している時にジッと見られたら……。

何度もお伝えしているように、猫も人間も感じることは同じです。心配だと思いますが、愛猫の食事が終わるまで遠くで見守ってあげて下さい。リラックスした環境なら食べてくれるかもしれませんよ。

【工夫⑤ 手で与えてみる】
もしこれまで挙げてきた方法でも食べてくれなかった場合は、飼い主の手から与えてみて下さい。信頼している人の手から与えられれば、警戒心は低くなり、「食べてみようかな?」という気持ちになるかもしれません。

私の飼っていた猫は野良猫出身だったので、家猫よりも警戒心が高かったですが、飼い主である私の手から与える食事に関しては食べてくれましたよ!

療法食を与える時に注意したい4つのポイント

猫に療法食を食べてもらうための工夫はとても大事ですが、その時に注意して欲しいことが4つあります。猫の症状を悪化させないためにも、しっかりと押さえておきましょう。

【①与える量は必ず量る】
療法食は、病気に合わせ栄養バランスを調整しています。ですので、必要以上に与えたり、量を減らしたりすると肥満や体重の減少、栄養の偏り、または症状の悪化に繋がります。

【②おやつは与えない】
調整された療法食を与えていても、おやつを食べていては整えようとしている栄養バランスが崩れてしまいます。おやつは基本与えないことです。それか獣医師に相談のもと、量を守って与えるようにしましょう。

【③かかりつけの獣医師が選んだものを与える】
販売されている療法食には適応される病名が書かれているため、「病名が分かれば自分で選べる!」と思う方もいるでしょう。確かに通販などで購入した方が安いので費用は抑えられます。

ですが、猫によって体質やアレルギーなどもあるので、例え市販のものが病状に当てはまったとしても使用はお勧めしません。体に合わないものは回復を遅らせ、最悪の場合、症状を悪化させてしまいます。きちんと獣医師の診断のもと、適切な療法食を選ぶようにしましょう。

もしどうしても予算的に市販の療法食を利用する場合は、獣医師に相談し、栄養成分などに問題がないか確認するようにしましょう。

【④“やめる”の判断は獣医師に相談】
「元気になった!」と飼い主の判断で療法食をやめることは、愛猫の病気を再発させる原因になるので止めましょう。

先ほどもお伝えしたように、療法食は猫の回復状態によって与える物も回数も変わってきます。元気になったように見えていても、完全に回復したかどうかは素人の私たちでは分かりません。

大切な愛猫のためです。必ず専門的な知識を持つ獣医師に相談しましょう。

療法食は獣医師の指導を!確認すべきポイントと心構え

近年ではインターネットによってたくさんの情報を集めることが出来るようになりました。ですが、命に関わることなどの重要なことは獣医師の指導を必ず受けましょう。

こちらに、獣医師に確認すべきポイントをまとめました。恐らく説明を受けることばかりだと思いますが、初めて療法食を利用する方の心構えの意味も含めてご紹介します。少しでも聞き漏れがないようにチェックしておくといいですよ!

① 食べてくれないときの対処法

対処法については説明してきましたが、場合によってはNGの方法もあるかもしれません。猫の症状を見てもらった上でアドバイスをもらっておくといいでしょう。

② ほかのペットフードと混ぜても大丈夫かどうか

療法食に切り替えていく中で、普段与えているペットフードと混ぜていくと思います。症状によっては出来るだけ早く摂取しない方がいい栄養素もあるかもしれません。また配合されている栄養素が同じということで、過剰摂取になり、下痢や便秘などの症状が出る可能性もあります。

診断に行かれる際は、普段与えているペットフードを持参し、獣医師に相談するといいでしょう。

③ 1日何回与えていいか

回数も猫の年齢や症状によって変わってきます。順調に回復してもらうためにも、適切な回数を確認しておきましょう。

④ 猫に合った療法食のタイプ

高齢や歯・胃腸の調子が悪いなど、猫によっては食べられないタイプの療法食もあります。食べづらさや体への負担は、「食べない」や「ストレス」に繋がり回復を妨げます。

あれこれ試すのも1つの方法ですが、お金もかかり、何より猫に負担をかけてしまいます。獣医師は何匹も診てきた経験があり、こういった問題の傾向や対策を知っているので相談してみましょう。

⑤ 腎臓や肝臓が悪い猫への療法食の与え方

腎臓や肝臓が悪い猫にとって、「食べること」そのものが負担になる場合があります。その場合はどのような対策をとればいいか確認しておきましょう。

市販のものでも、腎臓や肝臓に負担をかけない成分のみで作られた療法食なども販売されています。予算の関係でどうしても市販のものを利用する場合は、直接持っていって相談するようにしましょう。

何度もお伝えしてきましたが、療法食は治療の一環です。1匹1匹それぞれ異なる体質や症状に合わせた治療を受けなければ、治るものも治りません。

インターネットに掲載されている情報(こちらの情報も)は、基本知識を身につけたり、どうすればいいかのヒントをもらうためのツールとして利用しましょう。

まずは信頼できる病院探しから始めよう!

これまでお話してきた療法食を正しく選ぶ、そして利用するには、相談する病院が信頼できる所であることが非常に重要です。悲しいことですが、病院によってはいい加減な診察をしているところもあります。

大切な愛猫のためにも病院選びから慎重になりましょう。こちらで、チェックポイントを2つをご紹介しますので参考にして下さいね。

チェックポイント① 分かりやすい説明をしてくれる
診断結果を飼い主に分かりやすく丁寧に説明してくれる、どんな質問にも答えてくれるような病院は信頼性のある病院と言えます。病院によっては曖昧なまま診察を終えたり、専門用語ばかりが飛び交う説明だったりします。

親身に話を聞いてくれたり、きちんと答えてくれる病院は心ある獣医師がいるはずです。こういった病院であれば相談もしやすいですね。

チェックポイント② いつも院内が清潔である
院内が清潔かどうかも、信頼できる病院選びの目安としてあります。

もし診察台や床が汚れていたり、使用済みの医療器具がそのままになっていたら衛生面が心配で、大切な猫を任せたいと思いませんよね?院内が汚いということは、あまり患者のことを考えていないとも言えますからね。

逆に言えば、院内が清潔な病院は患者のことを考えている、つまり飼い主の気持ちに寄り添った治療をしてくれる病院だとも言えます。必ずチェックしておきましょう。

正しい知識と与え方で猫の健康を取り戻そう!

猫に療法食を食べさせるためには、様々な工夫にプラスして「正しい知識」・「与え方」が必要です。そのためには、インターネットを通じて基本知識を身につけておく事と、やはり信頼できる獣医師の指導を受けるべきです。

大切な愛猫が早く健康を取り戻すためにも、最善の方法で療法食を食べさえるようにしましょう!

関連記事

  1. 猫を飼うならペット保険に入るべき?猫の病気と医療費について

  2. 猫の年齢早見表!人間の年齢に換算すると?年齢ごとの特徴やケア

  3. 猫がご飯を吐く原因と正しい対処法

  4. 猫への夏の暑さ対策とおすすめグッズ4選!

  5. 猫の目やにの原因は!?対処法や改善方法をご紹介

  6. 【誰でもわかる獣医さん講座】猫の口臭は怖い病気?原因・対策・ケア方法

  1. アレルギー対応キャットフード !おすすめ5選

  2. 【グレインフリー】穀物不使用の人気キャットフードとその効果とは?

  3. ねこはぐキャットフードの成分や口コミ、評判を調査!

  4. 安全なオーガニックキャットフードランキング!正しい選び方とは?

  5. 見た目も可愛い♩ロニーキャットフードの安全性や口コミ、評判は?

  6. 【歯磨きは必須】正しい知識で飼い猫の歯を守ろう!

  7. 猫の目やにの原因は!?対処法や改善方法をご紹介

  8. 猫の冬の寒さ対策!簡単にできる方法やおすすめグッズ4選

  9. ジャガーキャットフードの評判は?口コミや安全性を調査!

  10. 話題のモグニャンキャットフード !口コミ、評判を調査!!

管理者

はじめまして。
猫好きアラサー女子、めぐです♩
生まれた時から猫ちゃんに囲まれて過ごしてきた私は、今までにたくさんの出会いと別れを経験してきました。

大切な命であり、家族である猫ちゃんことをもっと知りたい!そして、自身が学んだことを一人でも多くの方にお伝えしたい!!「ネコの隠れ家」にはそんな想いが詰まっています。

ここを訪れれば猫ちゃんのことが何でもわかる、そんな居場所になれればと思いアクセル全開で取り組んでいますので、どうぞよろしくお願いいたします(^ ^)