猫を飼うならペット保険に入るべき?猫の病気と医療費について

近年「ペット保険」への注目度が高まっています。これから猫を飼おうと思っている方、猫を飼い始めたばかりの方は、「猫を飼うならペット保険に入っておくべきかな?」と一度は考えたことがあるのではないでしょうか。

とはいえ、一口にペット保険と言ってもいろいろな種類がありますよね。

・月々どれくらいの負担が発生するのか?
・どんな治療をどれくらいカバーしてくれるのか?
・そもそも入っておく必要はあるのか?

など、気になる点も多いと思います。そこで今回は、大切な猫と長く暮らしていくために知っておきたい、猫の病気や医療費、ペット保険についてご紹介します。

猫の医療費はどれくらい必要なのか

【拾った子猫の場合はまずは病院へ】
東京都が行なった調査によると、猫を飼っている方の約4割が拾った猫を家族として迎え入れているとのことです。

子猫を拾った場合、まずは動物病院に連れていき、ノミ・ダニの駆除と虫下しをする必要があります。費用は動物病院によって異なりますが、5,000〜6,000円程度が相場です。費用面で不安がある場合は、来院前にお近くの動物病院へ問い合わせてみましょう。

この他、野良の子猫は猫エイズや白血病にかかっている場合もあるので、獣医師と時期を相談の上検査をすることもあります。血液検査も含めると、5,000〜10,000円程度です。

【猫を飼って1年目の医療費は?】
生後2ヶ月くらいになると、ワクチン接種を行います。生後2〜4ヶ月くらいまでは母猫からもらった抗体で免疫力があるのですが、それもだんだんと弱まってくるので、ワクチンでしっかりと抗体を作る必要があるのです。

ワクチンは3種〜7種混合がありますが、3種もしくは5種混合の2種類を実施している病院が多く、完全室内飼いの場合は3種、外に出る予定があれば5種を接種するのが一般的です。抗体を定着させるために、1ヶ月弱期間をあけて2回接種します。

・3種混合ワクチン 3,000〜6,000円/1回
・5種混合ワクチン 5,000〜8,000円/1回


生後半年を過ぎると、避妊・去勢手術を受けられるようになります。

・去勢手術 1〜2万円(基本的に日帰り)
・避妊手術 15,000〜3万円(要入院)

避妊・去勢手術には獣医師会や各自治体の助成金が下りる場合もあります。動物病院で申請すれば、助成金分を差し引いた額でお会計になる地域もあれば、動物病院で全額支払いをしたあと行政窓口で申請をすると費用が一部戻ってくる地域もあり、助成額もそれぞれ異なります。

こういった制度はぜひとも有効活用したいですよね。猫を飼うことになったら、お住いの自治体の制度について確認してみてください。合計すると、猫を飼い始めた年の医療費は1〜6万円くらいになります。

ちなみに我が家では、知人宅(完全室内飼い)から譲渡されたオスの猫を迎えたので虫下しなどはなく、

★1回目 初診料+3種混合ワクチン 約6,000円
★2回目 3種混合ワクチン 約5,000円
★3回目 去勢手術−獣医師会と自治体の補助金 約14,000円

合計で約25,000円でした。

猫がかかりやすい病気は?

腎臓病、膀胱炎など泌尿器系の病気
猫は腎臓病になりやすい、という話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。年齢を問わず膀胱炎や尿路結石、腎不全など、泌尿器系の病気になる猫は多いのですが、特に10歳を超えるシニア猫になると3〜4割が腎臓病になるという報告まであります。

なぜ猫が腎臓病になりやすいのか、はっきりとした原因はまだわかっていません。キャットフードにこだわり運動量もしっかり確保しているなど、飼い主が猫の健康に気を配っていても発病することも……。

原因についてはまだまだ研究が続いていくと思われますが、2017年に腎機能の低下を抑える新薬が発売されるなど、新しい希望も登場しています。飼い主としては、定期的な検診で早く病気に気付けるように心掛けたいものですね。

嘔吐や下痢
また、猫は嘔吐や下痢をすることも少なくありません。子猫やシニア猫の場合は嘔吐や下痢からすぐに脱水症状になる場合もあるので注意が必要です。

誤飲
病気ではないのですが、誤飲にも要注意です。特にやんちゃな子猫時代は、なんでも引っ掻いたり齧ったりしてフード以外のものも口にしがち。飲み込んでしまったものや詰まっている場所によっては、取り出すために手術が必要になることもあります。

手術となれば費用が10万円以上になるケースも少なくありません。大切な猫の命に関わりますし、費用的にも大きな負担になります。

皮膚疾患
皮膚疾患は犬だけでなく猫にも多い症状です。通院が長期に及ぶ場合もあり、思いがけず治療費が高額になることも考えられます。

猫を飼うならペット保険+猫用貯金の検討を!

猫の医療費は全額飼い主負担で、多額の出費になることもあります。検診やワクチン接種などを含め、年に数回病院に行く程度の健康な猫なら、シニアになるまでは年間1〜3万円程度の医療費で済むでしょう。

ですが、怖いのは「思いがけない怪我や病気による入院・通院」です。

一度の入院で10万円以上の請求が発生する例は決して珍しくありません。アイペット損害保険によると、手術が必要になった場合の医療費は平均で14万円以上!備えがなければ、突然こんな額が必要になった時に対処するのは厳しいものです。

また、猫も人間と同じで、

・手術を要する治療(誤飲事故など含め)は若い猫に多く
・腎臓病などで慢性的な病気で定期通院が必要になるケースはシニア猫に多い

という傾向があります。若い間の事故や急な病気、シニアになってからの通院サポートとして、ペット保険への加入はぜひ検討してください。

ペット保険の保険金支払いタイミングは?

保険金が下りるタイミングは、以下の2種類です。

・動物病院での支払い時に会計から補償金分が引かれて請求される
・動物病院で全額支払い、後日保険金請求をすると補償金が振り込まれる

かかりつけ動物病院がペット保険と提携している場合、病院でペット保険証を見せると、飼い主の自己負担分のみ請求されるという保険があります。私たちが病院に行く時と同じようなシステムです。

もう一つは動物病院で飼い主が全額支払い、後日ペット保険会社に保険金支払いの申請を出すと補償分が戻ってくるというもの。こちらの場合まずは全額を支払う必要があるので、月に500円、1,000円でもいいので、猫用に資金を積み立てておくことをおすすめします。

猫用ペット保険を選ぶポイント

1)月々もしくは年間の保険料
2)補償対象と割合
3)1回あたりの支払い限度額
4)年間の支払い限度額・回数
5)免責金額

保険を選ぶ際にチェックすべき項目は上記の5点です。

保険料
猫の年齢が上がるにつれて保険料が上がっていくものと、何歳になっても額が一定のフラット型があります。

保険料の上がり方は、毎年緩やかに上がっていくもの、医療費が増える傾向にある年齢でぐっと上がり、数年フラットになるステップ型など数種類。補償の手厚さと、無理のない範囲で支払える額のバランスを鑑みて選びましょう。

補償対象と割合
大きく分けて、手術特化型と、通院までマルチにカバーするものの2種類があります。

ご紹介した通り手術は若い猫に多く、シニア猫は長期通院が必要になりがちなので、手術だけでなく入院・通院に幅広く補償対象になるものに入っておくのが安心です。

補償割合のほか、補償対象外になるものはないかも合わせて確認しておきましょう。

年間/各回の支払い限度額、回数
通院までカバーされているプランの場合は、回数無制限で支払い限度額のみ決まっているものがメジャーです。

こちらは保険料と比例しているので、「どれくらいの補償が欲しいか」と「保険料負担」でベストなラインを見極めるようにしましょう。

免責金額
免責金額は飼い主の自己負担になる分のことを指します。つまり、免責金額が少ないほど飼い主側の負担額も少なくなるということ。

(医療費−免責金額)×補償割合=保険金

となるので、特に通院で保険を使用したい場合には免責金額が少ないものを選ぶことをおすすめします。

大切な猫が長く健康に過ごせるよう、飼い主にできることを

「うちの子は大丈夫なはず」「気をつけておけば平気」

なんとなくそう思って、特に備えをしていないという方も多いのではないでしょうか。

私自身もその一人でしたが、知人宅の猫が誤飲で緊急入院したり、友人が飼っている小型犬が珍しい皮膚病で一生通院が必要だという診断を受けたりと、ペットの医療費について考えさせられる出来事が続き、ペット保険に加入しました。

「たぶん大丈夫」ではなく、「もしも○○○になったら」とリスクにしっかり目を向けて、早いうちからできる備えをしておきましょう!

参照:産経ニュース「ペット保険、飼い始めたら加入検討を 手術の平均額は14万5354円」
参照:猫慢性腎臓病治療薬 ラプロス®の製造販売承認取得について

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管理者

はじめまして。
猫好きアラサー女子、めぐです♩
生まれた時から猫ちゃんに囲まれて過ごしてきた私は、今までにたくさんの出会いと別れを経験してきました。

大切な命であり、家族である猫ちゃんことをもっと知りたい!そして、自身が学んだことを一人でも多くの方にお伝えしたい!!「ネコの隠れ家」にはそんな想いが詰まっています。

ここを訪れれば猫ちゃんのことが何でもわかる、そんな居場所になれればと思いアクセル全開で取り組んでいますので、どうぞよろしくお願いいたします(^ ^)